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富永 洋
Radioisotopes, 35(3), p.148 - 157, 1986/03
RI,加速器及び原子炉の中性子を用い、その透過,透過分光,減速・熱化、ならびに非弾性散乱に伴う線、捕獲に伴う線及び生成放射能を利用して行う元素(又は核種)の分析法について、基礎的,体系的な解説を行った。(講座「核・放射線による分析-生物学・医学・薬学・農学・理工学への応用-」12回シリーズの第6回にあたる)
富永 洋
ぶんせき, 1982(4), p.217 - 223, 1982/00
中性子及び荷電粒子の核反応により生ずる即発線を利用した分析法として、中性子捕獲線分析及び中性子非弾性散乱線分析、ならびに荷電粒子励起線分析について、その方法及び応用の最近の動向を紹介し今後の展望を試みた。前二者の中性子励起線分析は、大体積不均質物の平均値分析法として、工業原料の流れのオンストリーム分析などに、また他方、荷電粒子励起線分析は、微小試料部分の濃度プロフィル測定などに効果的に用いられるので、今後の開発、応用が期待される。
吉田 忠義; 津田 修一; 斎藤 公明; 谷垣 実*
no journal, ,
日本原子力研究開発機構では、原子力規制庁の委託を受けて、京都大学原子炉実験所が開発した走行サーベイシステムKURAMA-IIを用いた線量マッピング事業を実施している。本システムの検出器はCsI(Tl)シンチレータであり、G(E)関数法によるエネルギー補償を行って線量率を導出する。また、不感時間補正を行うことで、Cs 線に対して120Sv/h程度(高感度形は12Sv/h程度)まで測定することができる。しかし、本検出器は、主たる測定対象であるCs/Cs 線(600800keV程度)よりも低エネルギーの光子に対する計数感度が高く、そのため除染済みの地域など散乱線が多く混在する場においては、より低い線量率で数え落としする可能性がある。そこで、その特性を把握すると共に線量率直線性を向上するための対策を検討した。